日本人は本当に【働きすぎ】なのか考えてみた
日本人は本当に働きすぎなのか?雇用型や文化を見て考えてみました。
今回は知り合いのアメリカ人に「働きすぎ!」と言われたので、改めて日本人の働き方について考えてみました。
目次
- 実は多い?日本の年間休暇
- 長時間残業の訳
- 日本の雇用型
- まとめ
1. 実は多い?日本の年間休暇
「日本人は働きすぎだ!」そういう声をよく耳にしますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
日本人が年間どのくらい休暇をとっているのかで考えてみました。
日本では労働基準法によって年間最低5日間の有給取得が義務付けられましたね。
果たして日本人はどのくらい休んでいるのでしょうか。
調べてみて驚いたのは、日本の祝祭日の多さでした。
日本の祝祭日は15日です。世界的にみてもこれは多くて、例えばアメリカの祝祭日は年間10日ですし、メキシコなんかは7日しかありません。
また、日本人の有給取得は平均10日です。
祝祭日と合わせると25日です。
これに夏期休暇3日と年末年始休暇5日を足すと、年間33日を年間休暇と別で休んでいることになります。
アメリカでも24日なので、こう見ると日本人休暇多いのでは?と思いました。
ただ、有給休暇消化率は他国に比べるとまだまだなのでそういった部分では「日本人働きすぎ!」と言われている要因なのかもしれないですね。
<参考サイト >
-
世界と比較!日本の有給休暇・休日日数は本当に少ないのか?有給休暇に関するQ&Aも
https://minagine.jp/media/management/paid-leave_qa/
2. 長時間残業の訳
昔ながらの日本人は「残業=仕事できる 」と言う風潮がありました。
今では定時時間内に仕事を終わらせる人が仕事できる人 だと思いますが、企業によってはまだまだ無駄な残業があると思います。
私も生保レディの時は午後アポがないと20時までひたすら電話営業をしていました。定時は17時とかだった気がするのですが、、、。
また、日本人は直球で「NO 」と言わない文化が浸透しています。
断る時も、「今回は〜」とか「次の機会に必ず〜」など一言断りを入れることがマナーで良しとされています。
その為か上司との飲み会なども断りづらい世の中になっています。
今ではウィズコロナの時代なのでそういった煩わしさはだいぶ減ったように思います!
正直この断り方は回りくどいですし、早くこの文化なくなって欲しいです。
こういったはっきり「NO」と言えないことで、定時時間内に終わるはずのない仕事を抱えてしまうのです。
良い意味で責任感があると思いますが、他人の為に時間を使うのはせめて定時時間だけにしたい ものです。
<参考サイト >
- 日本人が働き過ぎてしまう2つの理由とは? “すり減らない働き方”のヒント
-
「NO」と言えない日本人―日本の社会構造とコミュニケーションに隠された秘密
https://livejapan.com/ja/in-tokyo/in-pref-tokyo/in-tokyo_train_station/article-a0001027/
3. 日本の雇用型
次に雇用型についてみていきましょう。
日本の主な雇用がメンバーシップ型 です。
新卒採用を行っている会社に多く、入ってからどういった仕事(事務なのか営業なのかなど)、会社都合や適正で決まる雇用型です。
この雇用型が日本では主流となっていて、自分の仕事範囲が不明確な部分が多いです。
その対局にあるのが、ジョブ型 です。
ジョブ型は明確にどの仕事をするか決まっている雇用型です。
アメリカなどに多く、スペシャリストと言われています。
ジョブ型雇用だったら自分の仕事範囲が明確なため、依頼される仕事も限定的です。
それに比べて、メンバーシップ型は依頼される仕事が果たして本当に自分の仕事なのかわからないまま受けることが多いでしょう。
あなたもそんな経験ありませんか?
「これ私の仕事かな?」と思いながら、定時すぎまで仕事をしてしまう経験が日本人なら誰にもあるのではないでしょうか。
こういった所も長時間残業の要因になっていると思います。
こうやって見るとジョブ型に魅力を感じますが、メンバーシップ型だからこそ長期雇用が可能になっていて雇用が安定しているのも皮肉ですね。
ただ、アメリカのようなジョブ型雇用であれば「私の仕事ではありません。」とハッキリ言えるようになるのでしょうか。
ここは結局日本の「NO」と言えない文化が変わっていくしかないのかなと感じます。
<参考サイト >
- メンバーシップ型雇用(日本型雇用)を説明できる?
4. まとめ
”日本人は年間休暇は多いが、長時間残業のせいで「働きすぎ」と言われている ”。
日本はアメリカの10年前と言われているので、今後メンバーシップ型からジョブ型が主流になってくる可能性もあると思います。
まずは自分のスキルを積むことが、今後の働きすぎ問題を解決するカギになりそうですね。
最後まで見ていただきありがとうございます!
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